不眠症のタイプ
入眠困難 | 寝つきが悪い、床についても眠りにつくのに時間がかかる |
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中途覚醒 | 夜中に途中で何度も目が覚めてしまい、その後なかなか眠れない |
早朝覚醒 | 朝起きる予定時間より2~3時間早く目覚めて、その後なかなか眠れない |
熟眠障害 | 眠りが浅い、ぐっすり眠った感じがしない |
Insomnia / Sleep disorder
睡眠障害にはいろいろありますが、最も多くみられるのは不眠症です。
日本では成人の約5人に1人は睡眠に関する何らかの問題を抱えており、不眠症は誰もかかりうる疾患と言えます。不眠症といっても様々なタイプ、原因があります。
入眠困難 | 寝つきが悪い、床についても眠りにつくのに時間がかかる |
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中途覚醒 | 夜中に途中で何度も目が覚めてしまい、その後なかなか眠れない |
早朝覚醒 | 朝起きる予定時間より2~3時間早く目覚めて、その後なかなか眠れない |
熟眠障害 | 眠りが浅い、ぐっすり眠った感じがしない |
不眠症の治療は、不眠の原因となる原因を取り除き、不眠の原因の病気を治療し、睡眠を改善するように環境や生活習慣について指導し、それでも不眠が改善しない場合には不眠のタイプに合わせた睡眠薬を使用します。
入眠困難には、超短時間作用型または短時間型睡眠薬やラメルテオン(メラトニン受容体作動薬)を使用します。中途覚醒や早朝覚醒には、中時間作用型または長時間作用型睡眠薬やスボレキサント(オレキシン受容体拮抗薬)を使用します。
その他、睡眠作用の強い抗うつ薬(ミアンセリン、ミルタザピン、トラゾドン)や少量の抗精神病薬(クエチアピン、レボメプロマジン)を用いることもあります。高齢者の不眠には転倒・骨折の危険も考慮し、筋弛緩作用が少なく脱力や転倒などの副作用が少ない非ベンゾジアゼピン系睡眠薬を用います。
参考文献
健康づくりのための睡眠指針2014 厚生労働省健康局
眠りのための12ポイント 内山真